平成23年1月21日付、日本弁護士連合会「集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書」に対して、日本むし歯予防フッ素推進会議から見解が発表されましたので、ご一読ください。当会は、小児のむし歯予防を通して更なるお口の健康増進を推進しています。
日本むし歯予防フッ素推進会議の見解はここをご覧ください。
平成23年1月21日付、日本弁護士連合会「集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書」に対して、日本むし歯予防フッ素推進会議から見解が発表されましたので、ご一読ください。当会は、小児のむし歯予防を通して更なるお口の健康増進を推進しています。
日本むし歯予防フッ素推進会議の見解はここをご覧ください。
旭川歯科医師会は小学校等でのフッ素うがい実施にむけて活動しています。
フッ素うがいを実現させましょう。
小学校等におけるフッ化物洗口を推進する決議は、
平成21年10月14日 旭川市議会で決議されました。
私たち旭川歯科医師会は、小学校でのフッ素うがいの実現により、「子供たちが皆平等に白い歯の笑顔」を持つ事を願っています。「フッ素うがい」の方法は各子供が週1回~5回、コップに入った「うがい液」で1分間のブクブクうがいをして、その後吐き出すという簡単なものです。うがい液のフッ素は歯の表面を強化して、ムシ歯菌の酸で歯が傷むのを抑え、また歯の表面の傷みに対しては「再石灰化」による自然治癒を促進してくれます。「うがい液」のフッ素は市販のハミガキチューブと同じ濃度なので安心です。
なぜフッ素うがいを学校で行うのが良いのでしょうか?「フッ素うがいがムシ歯予防に効果的なのであれば、個人で家庭において行えば良いのではないか」という意見を聞くことがあります。現在、保護者の関心が歯に及ばない環境にいるため、みすみすムシ歯になってしまう子供たちがいます。たかがムシ歯と思われるかもしれませんが、肉体的にも精神的にも成長過程にある重要な時期にムシ歯は大きなハンディキャップになると思います。これらの子供に早期に歯科的介入をするには、「集団でのフッ素うがい」をセーフティネットとするしかないのです。また現在ムシ歯の無い子供も、卒業し環境が変わることでムシ歯のなりやすさが高くなり、ムシ歯の連鎖が始まるというケースは多くみられます。人生のピリオド毎にムシ歯リスクは変化します。フッ素うがいは予想外のリスクの変化にもセーフティネットとして働いてくれるのです。
「ムシ歯が出来たら治療すれば良いのでは」と言う声も聞きます。しかし「ムシ歯治療」とは感染部分を削り取った空間を「人工材料で補充して体積を戻す」と言う事です。風邪などと違って「ムシ歯は治療しても元通りに戻らない病気」であることを判って頂きたいと思います。
「学校現場でフッ素うがいを行う時間の確保は難しい」との声も聞きます。フッ素うがいは旭川市内の幼稚園・保育所において平成4年から行っており、今年は39施設、2518人の幼児がうがいをしています。現場では毎週一回決まった曜日に、先生の指導で幼児たちが実に手際よく、うがい~片付けを5分前後で行っています。フッ素うがいは4歳から14歳まで継続して行うことがその後の効果を持続させることが分かっています。小学校入学以降フッ素うがいを行っていない現状では、12才臼歯が生えてくる頃にムシ歯の危険に晒される事となります。教育現場では各先生方が一所懸命に、限られた時間をやり繰りされて頑張られている事を重々承知していますが、生徒の健やかな成長のため「フッ素うがい」の実施にご理解の程を、ぜひお願いしたいと思います。
フッ素洗口に関しまして、誤った情報が流れております。WHO(世界保健機構)や日本の厚生労働省が安全で効果がすぐれていると認められているフッ素洗口を当会は今後も推進してまいります。当会の見解はこちらに掲載しています。
寝たきりの方のもとへ歯科医師が往診します。
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