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      フッ素洗口について、こんな心配していませんか?
      





フッ素洗口に対する旭川歯科医師会の見解について

 2月19日付けの北海道新聞に「フッ素使用/安全に疑問」という記事が掲載されました。また2月22日にはフッ素使用に反対する歯科医師の講演会が開催されました。これらの内容は、科学的根拠に基づかない誤ったものであり、すでに確立されているフッ素応用のむし歯予防効果と安全性を少々たりとも揺るがすものではありません。旭川歯科医師会は、このような記事を載せた北海道新聞社に対して、2月26日に正式な質問書を送付いたしました。
 旭川市と旭川歯科医師会は14年間にわたり、幼稚園・保育園でのフッ素洗口に取り組んできました。過去に事故・害作用はいっさいありませんでした。また北海道教育庁の最新の調査によると、上川支庁地区のこどものむし歯の本数は道内でいちばん少なくなりました。現在、全国においては六千施設で約60万人がフッ素洗口を行なっています。またこの数は年々急激に増加しているのです。確かな根拠をもたずに、フッ素洗口事業を妨害するような言動をくりかえすことは、真摯に児童の健康のために取り組んでくださっている園教育者・保護者への冒とくであり、万が一このようなことが原因でフッ素洗口を中止する児童がでてきたとしたら、自分の歯を守ろうとする子供の権利を奪うものであります。
 旭川市で行なわれているフッ素洗口事業では、保護者に参加の同意をいただいて進めてきました。これからもこの事業を広めるにあたって、決して無理をおして人数を増やしたり、参加を強制するものであってはなりません。保護者がフッ素洗口に関する正しい情報を勉強され、ご自分で参加・不参加の決定をされるべきであります。
 旭川歯科医師会は、これからもいっそうフッ素に関する正しい情報を市民の皆様に伝える姿勢を守り、旭川市の子どもの歯を守ることを使命としてフッ化物洗口事業を推進して参ります。

    平成21年3月10日
                    社団法人旭川歯科医師会
                     会長 岩 田 谷   隆
 



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